セルフケアって何?

このページでは、

「セルフケアって何?」「どんなものがあるの?」「自分にも必要?」

という方の疑問にお答えしていきます。

また、当サイトにおけるセルフケアの考え方についてもあわせてご紹介いたします。

もしかしたら、こんなふうに感じていませんか?

  • せっかくの休日なのに、何もする気が起きない(無気力・低エネルギー)
  • ただ部屋にいるだけで、ソワソワと気が休まらない(焦燥感・落ち着かなさ)
  • スマホを見ているうちに、気づけば何時間も経っている(無目的な逃避・注意散漫)
  • 何となく疲れているのに「これくらい何ともない…」と飲み込んでしまう(我慢・不調に鈍い)
  • 人と比べて落ち込んだり、焦ったりすることが増えた気がする(自己否定・焦り)
  • なんだかイライラする(怒り・緊張の蓄積)

こんな状態に、心当たりはありませんか?
それはもしかすると、心や体が「少し立ち止まって、自分を整えたい」と感じているサインかもしれません。

セルフケアは、そういった「ちょっとしんどいな」「疲れてるかも」という時に、自分をケアするために選ぶ、小さな行動や工夫のことです。

例えば「のんびりするぞ~!」ではなく、「何もする気が起きない…」とゴロゴロしているのでは、後者はちょっと不調かもしれないですよね。
まずは自分でそれに気付いてあげられると良いのかな、なんて思います。

セルフケアとは?

「セルフケア」と聞くと、特別な知識やスキルが必要そうに感じるかもしれません。
けれど、ここで紹介するセルフケアは、もっと日常に根ざした、身近なものです。

たとえば——

  • 好きな音楽を聴いて、気持ちを整える
  • 香りや観葉植物で空間を心地よくする
  • ノートや日記に思考を書き出す
  • 外に出て風に当たる、空を眺める
  • 手を動かして、無心になる時間をつくる

「心や体をちょっと楽にする」ことを、自分のために選ぶそれがセルフケアです。

とっても簡単です!
知らず知らずのうちに、生活に取り入れているものもあるかもしれませんね

とはいえ、「どんなふうに考えたらいいの?」と迷うこともあるかもしれません。

そんなときは、「肉体・環境・精神」という3つの視点で考えると、セルフケアがぐっと身近になります。

セルフケアを「3つの視点」で考えてみよう

セルフケアは特別なことではなく、「自分をちゃんと扱うこと」です。

それは「心のためのこと」だけではありません

  • 肉体
  • 環境
  • 精神

3つの視点で自分を見直してみると、ヒントが見つかりやすくなります。

1. からだのメンテナンス(肉体)

食事・睡眠・運動など、身体を“本体”として整える習慣。

バランスの取れた食事。
しっかりとした睡眠。
適度な運動。

「聞き飽きた」と思うくらいには、誰もが知っている話かもしれません。
でも、あえてもう一度。

──これらはすべて、「生きるための土台」です。

大きな不調になる前に、あるいは“不調未満”の段階で、からだに目を向けて整えることは、何よりも大切なセルフケアのひとつです。

2. まわりのメンテナンス(環境)

空間・モノ・時間の整理など、“過ごす場所”を整えること。

部屋が片づいていないと、視覚的な情報が多くて疲れてしまったり、物が見つからなくてイライラしたり。音や光が気になって、リラックスできないなんてことも。

過ごす場所に小さなストレスが積み重なると、気づかぬうちに心身へ影響します。

だからこそ、環境を少し整えることも、自分へのケアになるのです。

「ここにいると、なんだかホッとする」
そう感じられる空間は、きっとあなたにとっての“安全基地”になります。

3. こころのメンテナンス(精神)

感情や考え方、思考のクセに気づき、ゆるめる工夫。

ふとした瞬間、「また自分を責めているな」と気づくことはありませんか?
誰かに言わないようなきつい言葉を、自分には簡単に向けてしまうこともあります。

心の調子は、環境や体調、考え方のクセなど、さまざまな要因が絡み合って生まれます。
だからこそ、“一発で切り替える”のは難しい。

でも、

  • 紙に書いて気持ちを外に出してみる
  • 少し感覚を変えるために散歩に出てみる
  • 誰かに話してみる、専門の力を借りてみる

──そんな行動の積み重ねで、心にゆとりが生まれることがあります。

大切なのは、「自分をちゃんと扱う」という意識をもつこと。
まずは気づいてあげることから、やさしくはじめてみませんか。

3つの視点は、つながっている

これらの3つは、どれか1つが崩れると、他にも影響が出てくることがあります。
「なんだかイライラする」と思ったら、実はお腹が空いていた──そんなこと、ありませんか?

逆に、1つを整えるだけでも、他が自然に整ってくることもあります。

このサイトでは、「これもセルフケアかもしれない」という視点で、習慣・モノ・環境・体験など、さまざまなヒントを集めて紹介しています。

あなたの暮らしの中に合うケアが、ひとつでも見つかりますように。
気になったところから、気軽に読んでみてくださいね。

どんな時に、どんなセルフケアがおすすめ?

セルフケアには「正解」や「これをしなきゃ」はありません。
でも、「こんな気分のときには、こんな方法があるかも」と知っていると、少し楽になるかもしれません。

なんか楽しそう!自分が好きそう!と思ったものを気軽にお試しして、ハマったら趣味にするのも良いかもしれないですね

▷ 気持ちがざわざわして落ち着かないとき

  • 静かな音楽を聴く
  • アロマやお香で空気を切り替える
  • 折り紙や塗り絵、編み物など、手を動かす時間をもつ

▷ やる気が出ず、だらだらしてしまうとき

  • 軽く体を動かしてみる(ストレッチ・散歩)
  • やることを紙に書き出して、整える
  • 「5分だけ」と時間を区切って動いてみる

▷ 人と比べてつらくなるとき

  • SNSから少し離れてみる
  • 自分の好きなこと・得意なことを思い出してみる
  • 自然や植物に触れる

▷ 考えすぎて頭が疲れているとき

  • 書いて思考を外に出す(メモ・ジャーナリングなど)
  • 料理や掃除など感覚を使う行動で切り替える
  • スクリーンから離れる時間を意識して取る

▷ 日常をもっと快適にしたいとき

  • 部屋の中で「自分が落ち着ける場所」を1か所つくる
  • 朝の光を浴びて、体内時計を整える習慣をつくる
  • 片づけが苦手なら「物の定位置をひとつだけ決める」ところから始める
  • 収納やルーティンに自分なりの“こだわりポイント”を見つける
  • 掃除や料理の中に「快適さ」「自分らしさ」を取り入れてみる
  • 家の中にお気に入りの香りや音(BGM)を仕込む

※ちなみに、“しんどさへの対処”は、心理学では「コーピング」と呼ばれることもあります。
このサイトでは、その言葉にこだわらず「セルフケア」とひとまとめにして紹介しています。

コーピング:
「しんどいときの対応策」
ストレスや不安を感じたときに、心や体の負担を減らす「対処行動」です。

セルフケア:
「しんどくなりすぎないように日ごろから整えること」
心身を健康に保つために、自分自身で行う「日々のケアや工夫」です。

難しく考えずに、あなた自身が「日々を穏やかに過ごせる工夫の引き出しをいくつかもっておくぞ~」というような気軽さで良いのかな、と思っています

セルフケアに「正解」はありません

大切なのは、今の自分にとって、少しでも気持ちや体が軽くなることを選ぶことです。
このサイトでは、さまざまな視点から「セルフケアになり得るヒント」を集めていきます。

  • 初めての方にも分かりやすいように
  • 始め方や続け方がイメージしやすいように
  • 文章がしんどい時にも読みやすいように

最初はコンテンツも少なくご不便をおかけしますが、このような部分を心がけて更新していきたいと思います。

「セルフケアを見つけたい」という気持ちのときだけではなく、「何となく暇だな」なんてときにも、当サイトを気軽に活用してみてくださいね。