この記事は、
・『公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEFJ)』様のwebサイト(https://www.aromakankyo.or.jp/)
・『ハーブと精油の基本辞典(著 林真一郎)』様の書籍(ISBN978-4-262-16484-7)
こちらを参考に執筆しております。
日々の生活に疲れているとき、大好きな自然の香りに満たされた空間で深呼吸ができたら…。
そんな「もしも」を、生活に手軽に取り入れることができるのが【アロマテラピー(芳香療法)】です。
アロマテラピーの名前を聞いたことがある方は多いかと思いますが、実際にどんなことをするのか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
当ブログは、癒しのアイテムやサービスの探求がテーマとなっております。アロマテラピーは、きっと貴方やわたしのヘトヘトな毎日を癒すヒントになってくれるに違いありません。
アロマテラピーで、毎日ご機嫌に過ごせるかなぁ
ということで、この記事では…
- アロマテラピーとは何か
- アロマテラピーを楽しむ方法
- おまけ…アロマテラピーとアロマセラピーの違い
について、ご紹介していきます。
アロマテラピー(芳香療法)とは?
アロマテラピーとは、AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)によると、以下のように定義されています。
アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である「精油(エッセンシャルオイル)」を使って、美と健康に役立てていく自然療法です。
アロマテラピーの目的
●心と身体のリラックスやリフレッシュを促す
AEAJ 「アロマテラピーとは」より引用:https://www.aromakankyo.or.jp/basics/introduction/
●心と身体の健康を保ち、豊かな毎日を過ごす
●心と身体のバランスを整え、本来の美しさを引き出す
アロマテラピーは精油(エッセンシャルオイル)の香りを使った自然療法なんだね!
精油の香りで心身を整えて毎日を過ごすことができれば、ストレスに溢れた現実社会で、少しは気持ちを落ち着かせて生きていくことができるかもしれません…!
ところで精油(エッセンシャルオイル)ってどんなもの…?
精油(エッセンシャルオイル)とは
精油(エッセンシャルオイル)とは、植物から抽出した揮発性の芳香物質です。
蒸留法・圧搾法・溶剤抽出法を用いて、植物の花や葉、根、果物や種子、樹木などから有効成分を抽出します。
小さな瓶に入って売っているやつだね!
\でもココに気を付けて/
精油(エッセンシャルオイル)は、店舗によっては「アロマオイル」と表示して販売されています。しかし「アロマオイル」=「精油(エッセンシャルオイル)」ではないケースも多数あります。
誤って精油(エッセンシャルオイル)ではない製品を購入しないよう注意しましょう。
アロマオイルと精油(エッセンシャルオイル)の違いについてはこちらから↓↓
それでは、具体的にどのような方法でアロマテラピーを楽しめばよいか詳しく見ていきましょう!
アロマテラピーを楽しむ方法
アロマテラピーを楽しむ方法はたくさんありますが、その中でもAEAJのサイト内で紹介されている7つの方法をこの記事でも紹介していきます。
とってもオーソドックスな「芳香浴法」
芳香浴法は、精油の香りを拡散して楽しむ方法です。
1番お手軽といえる芳香浴法は…
ハンカチやティッシュペーパーに1~2滴を垂らして、デスクや枕元においておくことです。
寝具などに精油の原液を直接かけるのは、染みなどトラブルの原因となりますのでやめましょう。
また、アロマディフューザーなどのアロマグッズを活用する方法もあります。
インテリア性の高いアロマグッズも沢山ありますし、お気に入りの香りとグッズに包まれる生活は癒し度アップなこと間違いなしですね。
私はリードディフューザーをリビングに置いているよ♪
芳香浴を手軽に楽しめるアロマ雑貨の紹介はこちらの記事から↓↓
極上のバスタイムを味わえる「沐浴法」
無水エタノールに混ぜた精油をお湯に入れて、体の一部や全身を浸すのが沐浴法です。
用意するものは…
- 無水エタノール 5ml程度
- 精油
- 全身浴なら1~5滴
- 足浴・手浴・半身浴なら1~3滴
無水エタノールと精油を混ぜてからお風呂に投入しましょう。
癒しの権化であるお風呂 × 大好きな香り
こんなの最高に決まってる♪
手軽に気分転換するなら「吸入法」
小さなカップなどに注いだお湯に精油を1~3滴垂らして、湯気とともに立ち上る香りを吸い込むのが吸入法です。
精油の成分が粘膜を刺激する可能性があるため、以下の点に気を付けましょう。
- 目を閉じる
- 長時間の吸入は避ける
精油を飲用することはやめましょう。
ゆるやかに立ち上る香りに深呼吸する「フェイシャルスチーム」
洗面器などの大き目の器にお湯をはり、そこに精油を1~3滴垂らします。そこから立ち上る蒸気と香りで、顔に潤いを与え血行を促進させるのがフェイシャルスチームです。
バスタオルなどを頭から被り、蒸気が逃げないように閉じ込めてしまいましょう。
ただし、吸入法と同じく以下の点に注意です。
- 目を閉じる
- 長時間の吸入は避ける
ゆ~~っくり呼吸するのもポイントだよ
あったか冷たく、良い香りに安らぐ「湿布法」
精油を垂らしたお湯や水にタオルやガーゼを浸して、体の一部に当てるのが湿布法です。
「温湿布」
肩こりや腰痛、生理痛などの慢性トラブルによいといわれています。
「冷湿布」
炎症や発熱、捻挫などの急性トラブルによいといわれています。
やり方は…
- 洗面器などの器に、水またはお湯をはる
- 精油を1~3滴垂らしてよくかき混ぜる
- 短冊状に畳んだタオルを浸す
※精油を掬いあげるようにしてタオルに付着させましょう - タオルを軽く絞って患部に当てる
※精油が付着した部分が内側にくるように畳んでから絞りましょう
精油の成分は刺激が強いため、肌に直接付着しないよう注意しましょう。
体をアロマの香りで包む「トリートメント法」
植物性のオイル(キャリアオイル)に精油を垂らして希釈したものを、直接体や顔に塗るのがトリートメント法です。リラクセーション効果や、保湿や整肌、血行促進や筋肉のコリをやわらげるなどの効果が見込めるようですよ。
トリートメント用のアロマオイルの作り方は…
- 1%濃度以下のアロマオイルをつくる
顔に使用する場合は0.5%以下の濃度で! - 体や顔に優しくなじませる
肌の弱い方は、さらに低い濃度で試してから使用しましょう
精油を希釈したキャリアオイルは、アロママッサージにも活用されています。アロママッサージ用のマッサージオイル剤は、1~2%の濃度でつくるのが日本の主流だそうです。
1%濃度なら、キャリアオイル10mlに対して2滴の精油
これを基本としておさえておきましょう!(精油の種類を問わず、精油1滴を0.05mlとした場合)
計算式は、
キャリアオイル10ml×0.01ml=0.1ml
つまり0.1mlの精油が必要となります。
精油0.1ml÷0.05ml=2(滴)です。
マッサージオイル剤の濃度の参考:『ハーブと精油の基本辞典(著 林真一郎)』様の書籍(ISBN978-4-262-16484-7)p109「マッサージオイル剤を作る」より
肌トラブルを防止するためには、うすめの濃度で始めてみるのがよさそうだね!
上級者向け!?「手作り化粧品」を作っちゃおう
アロマテラピー上級者になると、手作りで化粧品をつくるなんてこともできてしまうそうです…!
手作り化粧品についての詳細は、AEAJのサイトを確認するのがおすすめですよ。
(※外部サイトへとびます↓↓)
アロマテラピーをマスターすると、精油を色々なことに活用できるんだね!もっと勉強してみようかな…
アロマグッズなどを使って芳香浴をすでに日常に取り入れている方も多いかもしれませんが、今回調べたことを実践してみたら、もっともっとアロマテラピーを生活の中で楽しめそうです!
沐浴法や吸入法などは、特に手軽に試せそうですよね♪
\アロマについてもっと知りたい方、資格をとってみませんか?/
【おまけ】アロマテラピーとアロマセラピーの違い
少し気になるときがある?
「アロマテラピー」と「アロマセラピー」の違いについてです。
調べたところ…
アロマテラピーと、アロマセラピーは、同じ意味です。
外国から入ってきた言葉のため、訳したときの違いが「テラピー(フランス読み)」「セラピー(英語読み)」の表記の揺れとなっているようです。
セラピーまたはテラピー(therapy)のもつ意味は、「治療」や「療法」です。
しかし、現在の日本においてアロマテラピーは医療行為ではありません。
歴史を調べれば大昔から人々は植物の香りの力を活用していますが、現代の厳格な研究の元による資料は多くないのが現状のようです。とはいえ、自分が心地よいと感じる香りをそばに置くことは決して悪いことではないでしょう。
当ブログではそれぞれの精油がどのような香りであるかを調べ、少しずつ紹介していけたらと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました♪