みなさんは「アロマって何?」と聞かれたら、すぐに答えられますか?
実はわたし「アロマ」の言葉が何を指すか、よく分かっていません
何となく「いい香りがするもの」ということは分かります。
しかし、それ以上の説明となると難しいです…。
というのも「アロマ」といえば、アロマテラピーやアロマキャンドル、お部屋に置くディフューザーであったり……色々と思い浮かぶためひとことで「アロマとは?」と聞かれてもうまく説明ができません。
わたしのように「アロマとは何ですか?」という質問に対して、明確に答えられない方も多いのではないでしょうか?
当ブログは、心を癒すアイテムやサービスの探求がテーマとなっております。
アロマはきっと自分の心を癒す助けになってくれるに違いありません。
となれば、アロマについて勉強するしかない!
ということで今回は、
- アロマとは何か?
こちらのテーマで、調べていきたいと思います。
アロマとは?
アロマとは、英語そのままの意味であれば、香り(aroma)です。
英語の“aroma”は、もう少しいうと「特徴のあるいい香り」に使う言葉だそうです。
例えば、焼きたてのパンや淹れたてのコーヒーに対しても“aroma”と使います。
確かに「コーヒーのアロマ」なんて聞いたことはありますけれど、この“アロマ = 香り”について、わたしはいまいちピンときませんでした。
というのも、わたしが思い浮かべるアロマは…
- アロマキャンドルなど「香り」を楽しむ商品
- アロマテラピーやアロママッサージ
- 何だかよく分からないけど良い香りのもの
「アロマ」という言葉に対して感じているのは、どちらかといえば、このような実際の製品や療法、または漠然と「こんな香りのもの」というイメージです。
あなたはいかがですか?
もしかすると、ひとことで「アロマ」と表現すると、人によってイメージするものが違う可能性があるのでは…?
確かに「アロマ」だけだとイメージが定まらないかも…
もちろん、英語の「aroma」の使い方がしっくりくる方もいるでしょう。
しかし、日本のインターネット検索を利用したときに「アロマ」というワードで表示されるのは、軒並み「アロマオイル」や「エッセンシャルオイル」など、アロマテラピーに関わる製品の紹介ページです。
試しにUSA版のGoogle検索で「aroma」と入力すると、アロマテラピーに関わるページもありますが、同時に「コーヒー」や「スパイスの効いた料理」や「パン」などのページが表示されます。
「アロマ」の検索ワードで、アロマテラピー関連が検索結果の上位をほぼ占める日本とは様子が違いました。
ということは、日本の「アロマ」という言葉は、英語の「aroma」と同一の意味では使用されていないと考えられるのではないでしょうか。
かといって、「ではアロマとは?」と聞かれても明確に答えることが難しいです。
日本でいうところの「アロマ」って一体なに?
疑問が深くなってしまったため、日本のアロマとは何か、というテーマで考えていきたいと思います。
日本でいう「アロマ」とは何か?
「アロマ」のひとことが「何を指しているか」に注目していきたいと思います。
\考えてみました/
確かに人によって「アロマ」のひとことでイメージするものは違うかもしれません。
しかし「アロマ」といえば、多くの人が無意識に「植物系のいい香り」を指して言葉を使用しているのではないでしょうか?その植物系のいい香りとは、ズバリ「アロマテラピー」に関する香りです。
そのように考えた理由を説明していきます。
「アロマ」=「食べ物以外の植物系の香り」を指している?
日本でアロマといえば、なぜ「食べ物以外の植物系の香りを指している」と考えたか説明していきます。
考察1
例えば、高級感のあるサロンやホテルのロビーで、花やハーブ、柑橘類など植物系の心地よい香りが漂ってきたら「あ、アロマの香りかな?」と思う方も多いのではないでしょうか?
英語そのままの意味であれば、アロマ=香りのため、これでは「あ、香りの香りかな?」と言っていることになります。しかし、この場面での「アロマ」は、植物系の心地よい香りを指していると考えられます。
もし漂ってきた香りが食べ物の匂いであれば、「美味しそうな香り」や「〇〇(食べ物の名前、例えばコーヒー)の香りがするなぁ」という言葉で表現するのではないでしょうか。
考察2
英語の場合は芳しい食べ物の匂いを嗅いで「素敵なアロマ♪」と表現することもあるかもしれませんが、日本国内において、食べ物に対して「アロマ」という言葉選びをする方は少数派と思われます。
カレーや香辛料の効いた肉料理、焼きたてのパンを目の前にして「いいアロマ!お腹空いた~♪」という言葉を使っている方にわたしは出会ったことがありません(わたしはですよ)
香辛料もパンも元を辿れば植物ですが、植物だとしても、食べ物に対しては「スパイスの香り」や「小麦の香り」など、「アロマ」以外の言葉を選ぶほうが一般的ではないかと思います。
ここまで考えて、やはり日本では食べ物に対して「アロマ」という言葉はあまり使用しないのでは、と考えました。
しかし実は…
わたしはコーヒーに対して「アロマ」と使用されても違和感がありません。
ただ、「コーヒーの香り」を「アロマ」と表現するのが一般的かと言えば、そうではないとも思っています。「コーヒーのアロマ」という表現は、あくまでもコーヒー好きの方やコーヒーに詳しい方が使う言葉ではないでしょうか。
「コーヒーのアロマで目が覚めた」よりも「コーヒーの香りで目が覚めた」って言ったり聞いたりするほうが多いし、違和感が無いかな…
日本のGoogle検索で「アロマ」の単語のみでは、コーヒーのページはなかなか表示されません。「アロマ コーヒー」と検索して初めて1ページ目にコーヒー関連のサイトが表示されます。
つまり、「コーヒーの香り」を「アロマ」と表現するのは日本において一般的ではない、と言えるのかもしれません。
あくまでもコーヒー好きの方や、コーヒーの知識がある方の中で使用される言葉ではないでしょうか。
ここまでをまとめると
一般的に日本でいうところの「アロマ」とは「食べ物以外の植物系の香り」に対して使用されている言葉、といってよいのではないでしょうか。
…いかがでしょうか?
「アロマ」=「アロマテラピー」を連想している?
先述の通り、日本で「アロマ」といえば「食べ物以外の植物系の香り」を指している、と考えました。
もう少し言うと、「アロマ」という言葉に対して、「いい香り」や「薬効(リラックス効果)」など、ポジティブな印象をもつ方が多いのではないでしょうか。(元々の“aroma”の言葉のもつ意味が“いい香り”ということもあるかもしれませんが)
強烈な香水や体臭を嗅いで「うわ、この匂いきついな…」というネガティブな感想を抱くときに「アロマ」と結びつけることは少ないかと思います。
では、なぜ日本で「アロマ」といえば、「食べ物以外の植物系」+「いい香り」や「薬効(リラックス効果)」と考えるのでしょうか?
と疑問を抱きつつ、この答えはすぐに出ました。
なぜかといえば
「アロマ」といえば、「アロマテラピー」を連想するためではないでしょうか。
当然ですが、元々「アロマ」は日本語ではありません。
調べたところ、アロマテラピーは1990年代に日本で急速に広まったようです。
参考資料:平成27年 におい・かおり環境学会誌46巻6号より(別サイトのpdfが開きます)
これは想像ですが、アロマテラピーが世間に広まる前、それまでの日本人にとって「アロマ」とはただの“aroma”という英単語でしかなく、日常で使用されることが無い言葉だったのではないでしょうか?
1990年代に「アロマテラピー」という言葉が日本で広く認知されてから、「アロマ」という言葉が日常で使用されるようになった…。
そのように考えると
日本でいう「アロマ」とは、「アロマテラピー」から広まった言葉かもしれない。そのため、元々の単語がもつ意味よりやや限定的なニュアンスで、アロマといえば「アロマテラピーに関わる植物系の心地よい香り」を指すことが多い。
日本のアロマとはそのような言葉なのではないでしょうか。
「アロマ」=「アロマグッズなどの商品、またはアロマテラピーそのもの」を指していることもある?
ここまでをまとめると、日本で使われる「アロマ」という言葉は「アロマテラピーに関わる植物由来の心地よい香り」を指す。このようになるかと思います。
しかし、これだけではまだ違和感があります。
例えば「アロマって最高♪」
この言葉が使われるときは、どのような意味が含まれているでしょうか?
例
- アロマグッズ(アロマディフューザー)を使用したとき
- アロマテラピー(マッサージ)を受けたとき
こちらの2つの例で見ていきたいと思います。
1. アロマグッズ(アロマディフューザー)を使用したとき
アロマグッズ(アロマディフューザー)を使用したときの「アロマって最高♪」の言葉は、どのような意味をもつでしょうか。
先述した「アロマテラピーに関わる植物由来の心地よい香り」を指して、「自分好みの香りで最高♪」の意味で使うこともあるでしょう。
しかし、以下のようなニュアンスで使用するときもあるのではないでしょうか。
- 好みの香りを空間に広げてくれるグッズに対して
- リラックスなどの効果を得られるアロマテラピーに対して
このどちらの場合も、「アロマって最高♪」と表現することがあると考えます。
2. アロマテラピー(マッサージ)を受けたとき
アロママッサージを受けたときに使用する「アロマって最高♪」は、どのような意味をもつでしょうか。
マッサージに使用されているアロマオイルの香りを指して、「素敵な香りに包まれて最高♪」の意味で使うときもあるでしょう。
しかし、施術(=アロマテラピー)に対して「最高♪」と使うこともあると考えます。
これらのことから
日本で使われる「アロマ」という言葉は、「アロマテラピーに関わる植物由来の心地よい香り」や「アロマグッズ」または「アロマテラピーそのもの」を指す言葉といえるのではないでしょうか。
\気を付けておきたい/
まとめ
最後に今回の記事の内容をまとめます。
日本で「アロマ」といえば、「アロマテラピーに関わる植物由来の心地よい香り」や「アロマグッズ」または「アロマテラピーそのもの」を指すことが多いといえます。
ただし「アロマ」という言葉の使い方は、人によりニュアンスが異なる可能性があるため、会話の食い違いには気を付ける必要があります。
特定の話題【例えばアロマグッズの話しをするのであれば、明確にアロマグッズの名前を出す】ことや、特定の香り【例えば食べ物の香りをアロマと表現するときは、〇〇のアロマと示す】ほうが会話の混乱が減るでしょう。
※当ブログにおける主観的な見解です
今回は「アロマとは何か?」について調べてみました。
アロマに関して他にも調査を重ねて、癒しを探求していきたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪